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論文

中性子科学と高圧力; 非弾性散乱と圧力誘起相転移

藤井 保彦

高圧力の科学と技術, 14(2), p.113 - 118, 2004/05

高圧力下における中性子散乱実験の特徴、特に中性子非弾性散乱は相転移の微視的機構解明のうえで優れた実験手段を提供することを解説している。中でもソフトフォノンモードによるペロブスカイト化合物の圧力誘起相転移を典型例として紹介するとともに、単純金属のフォノンの振る舞いやスピンパイエルス化合物における磁気非弾性散乱によるスピン励起の圧力変化の実験例を挙げ、将来的にJ-PARCへの高圧力グループの積極的な参加を呼び掛けている。

論文

Effects of quantum lattice vibration on the spin-Peierls transition

大西 弘明; 宮下 精二*

Physica B; Condensed Matter, 329-333(2), p.874 - 875, 2003/05

 被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Condensed Matter)

スピン・格子結合系一次元鎖における格子振動の量子効果について、量子モンテカルロ法を用いて解析を行った。磁性イオンの質量が大きくて格子変位を古典的に取り扱える場合には、絶対零度で格子が自発的に歪んでスピンパイエルス状態を取る。一方、質量が小さくて格子変位の量子効果が顕著な場合には、空間-虚時間方向の格子揺らぎが生じ、平均すると一様な格子状態を取ることを示した。また磁気的性質は、静的で一様な格子の場合のものと一致することを示した。この非断熱極限におけるスピンと格子の自由度の分離は、両自由度の虚時間相関の時間スケールが著しく異なることによる${lqlq}$quantum narrowing effect${rqrq}$に起因することを見い出した。

論文

Quantum narrowing effect in a spin-peierls system with quantum lattice fluctuation

大西 弘明; 宮下 精二*

Journal of the Physical Society of Japan, 72(2), p.392 - 398, 2003/02

 被引用回数:5 パーセンタイル:38.82(Physics, Multidisciplinary)

スピンパイエルス系を扱う模型として$$S=1/2$$のスピン・格子結合系一次元鎖を考え、スピンと格子の複合的量子効果の下での秩序形態について、量子モンテカルロ法を用いて調べた。磁性イオンの質量が大きい極限では、格子変位は断熱的に取り扱え、絶対零度で格子が歪んだスピンパイエルス状態を取る。一方質量が小さい場合には、断熱的な格子歪みを伴うスピンパイエルス状態は格子変位の量子効果によって乱され、絶対零度でも格子は歪まずに一様な格子状態を取る。この場合、帯磁率や磁気励起スペクトルなどの磁気的性質は、格子自由度のない静的な一様鎖のものと一致することがわかった。これは、格子揺らぎがスピン揺らぎに比べて非常に速いため、格子揺らぎの効果は平均化されて磁気的性質に影響を及ぼさないためであることを示した。

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